フライト中、太った2人の席に挟まれた女性に航空会社が謝罪、商品券を提供
アメリカの航空会社に対して、太った人たちの席に挟まれた女性が苦情を訴え、ちょっとした注目を集めている。
「飛行機に乗るには太りすぎ!」
その女生とは、医師のシドニー・ワトソンさんだ。彼女は先日、アメリカン航空を利用したという。
しかしその時、彼女の両側には太った2人が座り、3時間のフライトを耐えなければならなかったそうだ。
ワトソンさんはその状況を記録し、SNSのフォロワーに伝え、つらい経験をシェア。投稿において次のように述べたという。
「こんなことは絶対に受け入れられないし、OKじゃない。肥満の人が、太っていたいなら、それは構わない。でも、2人に挟まれて3時間も動けなくなるのは、まったく別の話よ。その人の腕が私の体の上で動いているのよ。シートベルト・エクステンダーが必要なら、飛行機に乗るには太りすぎだわ」
I am currently – literally – WEDGED between two OBESE people on my flight.
This is absolutely NOT acceptable or okay. If fat people want to be fat, fine. But it is something else entirely when I’m stuck between you, with your arm rolls on my body, for 3 hours. pic.twitter.com/9uIqcpJO8I
— Dr. Sydney Watson (@SydneyLWatson) October 10, 2022
非難の声も寄せられるが…
ワトソンさんは、その太った2人を姉妹と表現しており、「彼女たちのサイズの人は、2席分を買うか、飛行機に乗らない方がいい」と主張したという。
またワトソンさんは、航空会社が座席のサイズを大きくすべきと主張したが、その後肥満の人を辱めたとして、非難の声も寄せられたそうだ。
しかしそのような非難に対しても、ワトソンさんはYouTubeで自らの主張を擁護した。
Thanks for your genuinely funny tweets. They’re making me chuckle while I’m sitting here dying inside on this packed flight. pic.twitter.com/0JoBE0KwTq
— Dr. Sydney Watson (@SydneyLWatson) October 11, 2022
航空会社は謝罪し、商品券を提供
アメリカン航空は、「乗客にはさまざまなサイズや体型の方がいる」と彼女に伝え、フライト中に不快な思いをしたことに対し謝罪。その後、ワトソン医師に、150ドル分の商品券を提供したという。
ワトソンさんが公開したアメリカン航空からの手紙には、次のように書かれていたという。
「他のお客様が座席のスペースを超えたために、お客様のAAのフライトでの楽しさと快適さが損なわれたことを、心から残念に思います。私たちは、座席に関する不快な状況を避けるために最善を尽くしています。この状況が改善されず、お客様が失望されたことは理解できます。客室乗務員は座席の配置を変更することができなかったようです。今後は、いつでも客室乗務員にご相談いただければと存じます。他に空席があれば、より良いフライトを楽しんでいただけるよう、移動を許可いたします」(了)
出典元:METRO:Woman who complained about being between fat people on flight gets compensation(10/19)