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「NATOは愚かな過ちを犯した」トランプ氏、ホルムズ海峡への艦船派遣拒否を非難

「NATOは愚かな過ちを犯した」トランプ氏、ホルムズ海峡への艦船派遣拒否を非難
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NATO加盟国の多くがホルムズ海峡への艦船派遣を拒否したことを受け、アメリカのトランプ大統領は恨み節を続けている。

 

「NATOの助けは必要ない」

 

トランプ氏はホルムズ海峡の封鎖阻止のために、NATO諸国に艦船の派遣を要求してきたが、フランスやイギリス、ドイツ、イタリアも含めた国々は派遣を拒否している。

 

トランプ氏は3月17日、ホルムズ海峡の安全確保への協力を求めたにもかかわらず、拒否したNATO諸国に対し、「イランとの戦争において、彼ら(NATO)の助けは必要ない」と述べた。

 

また同時に「彼ら(NATO)はそこ(ホルムズ海峡)にいるべきだ」と述べ、「NATOが愚かな過ちを犯している」と批判した。

 

しかし、そもそもアメリカ海軍でさえ、危険すぎるとしてホルムズ海峡に艦船を派遣しておらず、船舶の護衛はできないと明言している。

 

つまりトランプ氏は、自国の海軍には危険を冒させず、リスクを他国に負わせようとしているに過ぎない。

 

そのためフランス政府は17日、状況が「より落ち着く」まで、ホルムズ海峡の任務には参加しないと表明した。

 

米国家テロ対策担当者が辞任

 

一方、トランプ政権内でも、イラン戦争に反対する意見も出始めており、3月17日には、トランプ大統領が任命した国家テロ対策センターのジョー・ケント所長が辞任した。

 

ケント氏は、「良心に照らして、現在進行中のイランとの戦争を支持することはできない」と発言。さらに大統領宛ての辞表の中で、次のように述べた。

 

「イスラエルの高官と、影響力のあるアメリカメディア関係者が、偽情報キャンペーンを展開し、最終的にイランとの戦争を促すために主戦論を煽った」

 

 

トランプ氏は、ケント氏が「安全保障面で常に弱かった」と批判。またイランが依然として脅威だったと主張した。

 

しかしイランとの戦争が始まってから、アメリカ経済も負担が増しており、ガソリン1ガロン(約3.8リットル)あたりの平均価格は現在3.79ドル(約602円)で、イランとの戦争開始以来0.82ドル(約130円)上昇しているという。

 

レバノンへの攻撃は「戦争犯罪」に相当

 

イスラエル軍はイランへの攻撃を続けており、17日にはイランの準軍事組織「バシージ」のトップ、ゴラムレザ・ソレイマニ司令官を殺害したと明らかにした。このことはイラン側も認めている。

 

またイスラエル軍はレバノンへも攻撃を続けており、レバノン保健省によると、一連の攻撃で少なくとも912人が死亡(うち111人は子供)、2221人が負傷し、100万人以上が避難を余儀なくされているという。

 

 

国連人権高等弁務官事務所は、イスラエル軍による、レバノンの住宅や民間インフラへの攻撃は「戦争犯罪」に相当する可能性があると指摘。報道官は、次のように警告した。

 

「多くの場合、イスラエル軍は密集した市街地で住宅全体を破壊し、女性や子供を含む複数の家族が一緒に殺されている。このような攻撃は、国際人道法の下で深刻な懸念を引き起こす」

 

イラン議会のMohammad Bagher Ghalibaf議長は、「X」への短い投稿で、ホルムズ海峡の状況は「戦争前の状態には戻らない」との見方を示した。(了)

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Trump bashes Nato allies over strait of Hormuz as Iranian official warns waterway ‘won’t return to its pre-war status’(3/17)

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