アフリカでのエボラ出血熱、緊急対策をしなければ死者が4000人になる可能性

アメリカの疾病予防管理センター(CDC)は6月5日、アフリカにおけるエボラ出血熱の流行について、新たな予測を発表した。
感染者数が2万人になる可能性
CDCの新たな予測によれば、緊急の対策が講じられなければ、アフリカでは今後3カ月以内に、エボラ出血熱の感染者数が2万人、死者数が4千人を超える可能性が高いという。
CDCは、感染拡大を防ぐための感染者の隔離など、公衆衛生対策の実施状況に基づいて、様々な感染拡大シナリオをモデル化。その上で、報告書において次のように警告した。
「大規模かつ持続的な公衆衛生対策が迅速に実施されなければ、今回の流行は、2万8千人以上の感染者と1万1千人以上の死者を出した、2014年から2016年の西アフリカにおけるエボラウイルスの流行と同規模になる可能性がある」
The International Rescue Committee aid organization warned on Tuesday that the ongoing Ebola outbreak in the Democratic Republic of the Congo and Uganda is now spreading faster than responders can contain it and risks becoming “the deadliest on record.” https://t.co/TuJH7TO8RI pic.twitter.com/VdmwXEmuQt
— ABC News (@ABC) May 26, 2026
感染者が隔離されていない可能性
CDCのエボラ対策の責任者であるSatish Pillai博士は6月5日、記者会見で「これまでの感染拡大の状況から判断すると、現在、十分な数の感染者が隔離されていないようだ」と指摘。次のように述べた。
「現状は非常に流動的で、正確な数字はまだ把握できていませんが、感染拡大の推移と、短期間で複数の保健区域に急速に拡大していることから、感染が確認され、隔離されている人の割合は低い方であると思われます」
CDCによると、6月4日の時点でコンゴ民主共和国では、エボラ出血熱の感染者452人と死者82人が確認されているという。
また隣国のウガンダでは、6月5日の時点で感染者19人と、死者2人が確認されている。
CDCの新たな分析では、今回の流行が2月中旬から下旬にかけて、動物からヒトへの感染によって始まった可能性が高いと指摘されている。
世界保健機関(WHO)は5月17日、今回のエボラ出血熱の流行を、国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態と宣言した。(了)
出典元:ABC News:Ebola outbreak could exceed 20,000 cases in 3 months without urgent public health measures: CDC(6/6)

























