電動キックボードはバイクや自転車より遥かに危険、イギリスの調査で判明

チェルシー·アンド·ウェストミンスター病院の医師グループが、イギリスの18の都市で起こった交通事故の外傷に関するデータを調査したところ、電動キックボードの危険性が浮き彫りになった。
重要な臓器の損傷率が高い
同病院の医師グループは、公的医療サービス「NHS」が運営する重度外傷登録データベースを調べ、2020年から2022年にかけてイングランドおよびウェールズ地域の18都市で発生した、電動スクーター、オートバイ、自転車の事故と、それによる負傷について分析した。
その結果、電動キックボードは、重要臓器への外傷をもたらすという点で、オートバイや自転車の「3倍危険」であると分かった。
電動キックボードとオートバイを比較すると、電動キックボードは脳損傷を負う可能性が3.5倍高く、内臓損傷は1.5倍、血管損傷は3.2倍高いという。自転車との比較では、脳損傷が1.7倍、内臓損傷が1.4倍、血管損傷が1.7倍となっている。
骨折のリスクだけは、オートバイ、自転車どちらと比較しても、電動キックボードの方が低かった。
理由は今のところ不明
電動キックボードに、なぜこんな危険性があるのか? 理由は医療データーでは分からないのだが、今回の調査を主導した外科医のデビッド·ボダンスキー氏は、キックボードの設計が要因ではないかと考え、メディアにこう話している。「(キックボードは)車輪が非常に小さく、路面の穴に簡単に引っかかります。すると前のめりに転倒し、頭から着地することになるのです」
また、多くのキックボードは、ハンドルバーが男性向けの高さに設定されているため、女性は特に胸部損傷を多く負うという。
イギリスでは、私有の電動キックボードで公道を走ることは違法。しかし、政府が支援する特定の企業がレンタルするものならば、公道を走っても合法ということになっている。(了)
出典元:The Guardian:E-scooters far more dangerous than motorbikes or cycles, analysis suggests(8/6)
出典元:Metro:E-scooters cause more traumatic injuries than motorcycles(8/6)
出典元:Nature:E-scooter riders sustain more head and internal injuries than motorcyclists and cyclists in England and Wales

























