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3月の下旬から、太陽系の惑星が夜空で並ぶのをご存じだろうか？

西の夜空で、惑星が並ぶ

28日の日没直後には、水星、木星、金星、天王星、火星の5つの惑星が一直線に並び、その光景が最もよく見えるという。

西の方角を見ると、まず地平線に最も近い場所に水星が浮かび、その上に木星、少し離れて金星、天王星と続き、さらに月と火星がその上に並ぶそうだ。（この順番については、メディアによって微妙に異なっている。BBCの順番を採用した）

もっとも今回の現象では、惑星が実際の「宇宙空間」で直列しているわけではない。あくまでも地球から見た時に「夜空」で並んでいるように見えるだけとなる。このため、この現象は「惑星パレード」とも呼ばれている。

またこの現象は、今後2週間ほど観測できると言われている。

惑星直列は数年おきに起きる

NASAの隕石環境室を率いるビル・クック氏によると、惑星直列は数年おきに起こるが、その構成はさまざまだという。

実際に昨年の夏は、水星、金星、火星、木星、土星が並び、2022年12月28日には、4つ惑星が直列に並んだそうだ。

しかし今回の5つの惑星直列を見逃せば、次の5つの直列は、2040年9月8日になるという。

その時は、水星、木星、金星、土星、火星が約10度の角度以内に収まり、並ぶそうだ。（了）

出典元：ABC News：How to watch the 5-planet alignment: Jupiter, Mercury, Venus, Uranus and Mars(3/23)

出典元：BBC：Five planets line up in night sky(3/27)