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UNRWA職員への疑惑、イスラエル側の主張に証拠なし【英メディア】

UNRWA職員への疑惑、イスラエル側の主張に証拠なし【英メディア】
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イギリスのメディアが、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の職員への疑惑に関するイスラエル側の主張には、ほとんど証拠がないと報じた。

 

「裏付ける証拠がほとんどない」

 

イスラエル側は先日、UNRWAの職員が10月7日のテロ攻撃に参加したと主張。この疑惑により、アメリカや欧州各国、日本などもUNRWAへの資金拠出を一時凍結した。

 

しかしイギリスの公共放送「チャンネル4」は2月5日、この疑惑の根拠となっているイスラエル諜報機関の機密文書には、その主張を「裏付ける証拠がほとんどない」と報じた。

 

「チャンネル4」によると、イスラエル側の文書には、単に次のようにしか書かれていなかったという。

 

「戦闘中に押収された諜報情報、文書、身分証明書から、約190人のハマスと、UNRWAの職員として働いていたPIJ(イスラム聖戦)のテロ工作員の、見通し(条件・フラグ)を立てることが可能になった。10月7日には10人以上のUNRWA職員が(攻撃に)参加した」

 

この機密報告書を入手した他の報道機関、例えば「スカイ・ニュース」や「フィナンシャル・タイムズ(FT)」紙なども、提示された証拠の強度に疑問を表明し、同様の結論に達したそうだ。

 

「フィナンシャル・タイムズ(FT)」紙は「FTが確認した(イスラエルの)諜報評価文書では、スマートフォンの傍受とキャプチャした身分証明書に基づいていると主張しているが、その主張の証拠は何も提供していない」と報じた。

 

国連、独立調査グループを立ち上げ

 

一方、国連のグテーレス事務総長は、元フランス外相のカトリーヌ・コロンナ氏が率いる独立調査グループが、UNRWAの調査を実施すると明らかにした。国連の報道官は声明で、次のように述べている。

 

「アントニオ・グテーレス事務総長は、フィリップ・ラッザリーニ事務局長と協議し、UNRWAが中立性を確保し、重大な違反疑惑に対応するためにできる限りのことを行っているかどうかを評価する、独立した調査グループを任命した」

 

食糧輸送のトラックを攻撃

 

ガザ地区では、イスラエル軍がUNRWAのトラックを攻撃したという。

 

これらのトラックは食料を積み、住民が飢餓に苦しんでいるガザ地区北部へ運ぶために、待機していたそうだ。

 

しかしイスラエル海軍の砲撃により、1台のトラックが損傷したという。ただ幸いにも職員にケガ人などは出なかったそうだ。

 

 

またガザ地区北部の町、ジャバリアにあるパレスチナ赤新月社の本部も、イスラエル軍の攻撃により破壊された。

 

 

ガザ地区の保健当局によれば、2月5日までに2万7478人のパレスチナ人が死亡、少なくとも6万6835人が負傷したという。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza updates: ‘Unprecedented’ destruction as deaths mount(2/5)

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