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先日、イエメンの反政府勢力「フーシ派」が、紅海を航行する民間船舶を攻撃したが、その映像がSNSに投稿されている。

石油タンカー「Chios Lion」が爆発

「フーシ派」は6月15日、紅海などを航行する3隻の民間船舶を攻撃したと明らかにした。

この攻撃では有人小型船、無人船、さらに弾道ミサイルなどが使用され、船体付近で爆発が起きたと報じられてきた。

その後、SNSには、当時紅海を航行中だったリベリア船籍の石油タンカー「Chios Lion」が爆発、炎上する動画が投稿された。それがこちら。

Footage of the Yemeni Armed Forces targeting the “CHIOS Lion” oil tanker with a USV yesterday. pic.twitter.com/3eCmhbO82o

— Warfare Analysis (@warfareanalysis) July 16, 2024

船長や乗組員は無事

6月15日の攻撃では、「ベントレー1号」と呼ばれる船も、数隻の小型船、ドローン、弾道ミサイルの標的になったという。

「フーシ派」は、イスラエル軍がガザ地区を攻撃していることへの報復として、これまでも度々、紅海を航行する民間船舶を攻撃してきた。

そして今回の攻撃も、7月13日にガザ地区南部のハンユニスで行われたイスラエル軍による大規模な空爆への報復として行った、と主張している。

紅海・アデン湾合同海事情報センター（JMIC）は7月16日、「Chios Lion」の船長と乗組員は無事だとし、被害状況をさらに評価し、原油流出の可能性を調査していると発表した。

船主たちは昨年11月以来、「フーシ派」の攻撃によりスエズ運河を避け、より距離が長く、コストもかかるアフリカ周回ルートに船を向かわせざるを得なくなり、世界貿易にも経済的打撃を与えている。（了）

出典元：MailOnline：Shocking video shows moment huge explosion engulfs Liberia-flagged crude oil tanker in the Red Sea after it was targeted by Huthi rebels(7/16)