Switch news

知っておきたい世界のニュース

リトアニアの首都にドローンが侵入、大統領や首相も地下へ避難

リトアニアの首都にドローンが侵入、大統領や首相も地下へ避難
X_BBC NEWS na srpskom

バルト三国の1つ、リトアニアの首都に先日、ドローンが侵入し、多くの人々が地下壕へと避難した。

 

空襲警報が発令され、市民も避難

 

リトアニアの首都、ビリニュスでは5月20日、ドローンが領空を侵犯したとして、国防省が警報を発令。「空襲警報!直ちに避難所または安全な場所に避難し、家族の安全を確保し、今後の指示をお待ちください」と呼び掛けた。

 

これにより、学校の児童は指定された場所へ避難し、オフィスビルやアパートの住民も地下へ逃げ込んだという。

 

またリトアニアのギタナス・ナウセダ(Gitanas Nausėda)大統領と、インガ・ルギニエネ(Inga Ruginienė)首相も、閣僚や国会議員とともに地下壕に避難した。

 

この警報は20日の午前10時20分頃に発令され、解除されるまで約1時間かかったそうだ。

 

ウクライナから発射されたドローン

 

この警報は、ロシアによるウクライナへの侵攻開始以来、EUおよびNATO加盟国内で、初めて発令されたものとなる。

 

欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長は、ここ数週間に発生したEUおよびNATO加盟国の領空へのドローン侵入事件について、ロシアとベラルーシが直接の責任を負っているとし、次のように非難した。

 

「バルト三国に対する、ロシアの公然たる脅迫は全く容認できない。ロシアとベラルーシは、我々の東部国境地帯の人々の生命と安全を脅かすドローン攻撃に、直接的な責任を負っている」

 

このドローンはウクライナから発射されたものと言われており、ロシア軍による電子妨害の結果、進路が外れて領空を侵犯したと考えられている。

 

NATOのマルク・ルッテ事務総長は5月20日、「たとえ、バルト三国に墜落したドローンがウクライナによって発射されたものであったとしても、ウクライナがラトビア、リトアニア、エストニアにドローンを送り込もうとしているからではない。ロシアの無謀で違法な全面攻撃の結果だ」と非難した。

 

これまでもウクライナ製ドローンが、フィンランドやエストニア、ラトビア、リトアニアへ侵入してきたという。

 

そして先日、ドローンがラトビアの石油貯蔵施設に墜落したことを受け、国防大臣が辞任。それにより連立政権が崩壊し、5月14日にはラトビアのエビカ・シリニャ首相も辞任を表明した。(了)

 

出典元:The Guardian:Lithuanian leaders rushed to bunkers as drone violates country’s airspace(5/20)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top