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ガザ地区での停戦協議は最終段階、カタール政府が主張

ガザ地区での停戦協議は最終段階、カタール政府が主張
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ガザ地区での停戦と人質の解放を行うための協議が続けられており、合意が間近に迫っているようだ。

 

「合意に最も近づいている」

 

カタール外務省の報道官は1月14日、ドーハで記者会見を行い、ガザ地区での紛争を終わらせるための交渉が、最終段階にあると明らかにした。

 

カタールはアメリカやエジプトとともに、何カ月もの間、合意の仲介を模索してきており、報道官は次のように述べた。

 

「合意案はハマスとイスラエルの双方に手渡され、両国間の重要な争点に関する大きな障害は解決された。ドーハでの現在の協議は、残りの詳細を最終決定することに集中している。今日、我々は合意に最も近づいている」

 

また報道官は、停戦合意の実施は「最終決定後すぐに」行われるだろうとの見方を示した。

 

戦闘の一時的な停止の可能性も

 

イスラエルのネタニヤフ首相も、現在交渉中の停戦協議について話し合うため、14日の夜に緊急のトップレベルの安全保障会議を開いたという。

 

ただネタニヤフ首相は以前から、戦闘の一時停止が行われても、ガザ侵攻時に設定した軍事目標の破壊を全て達成するために、再び戦闘に戻りたいと主張してきた。

 

つまり今回の停戦が合意されたとしても、ガザ地区への攻撃が最終的に終わるのか、それとも戦闘の一時停止にすぎないのかは、まだ不明なままとの見方が出ている。

 

ガザ地区やヨルダン川西岸地区でも犠牲者

 

一方、ガザ地区では1月14日も、イスラエル軍の容赦のない攻撃が行われ、南部のラファにあるアル・ナスル地区では、住宅が爆撃され、女性1人と子供4人が死亡したという。

 

またガザ地区中部のDeir el-Balah地区にある住宅も、イスラエル軍の攻撃を受け、13人が死亡した。

 

 

ヨルダン川西岸地区の町、ジェニン難民キャンプでも、イスラエルの空爆により少なくとも6人が死亡。この町ではパレスチナ自治政府の治安部隊が、数週間前から武装抵抗グループに攻撃を行い、取り締まってきたという。(了)

 

出典元:Aljazeera:Israel-Hamas deal for Gaza ceasefire in ‘final stages,’ Qatar says(1/14)

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