Switch news

知っておきたい世界のニュース

イスラエル軍の攻撃によりガザ地区で71人が死亡、2人の子供が栄養失調で死亡

イスラエル軍の攻撃によりガザ地区で71人が死亡、2人の子供が栄養失調で死亡
X_Al Jazeera English

イスラエル軍は6月26日にも、ガザ地区に激しい攻撃をくわえ、数多くのパレスチナ人が殺害され、また栄養失調で子供も死亡した。

 

車両や住宅を狙った空爆

 

ガザ地区南部のアル・マワシ地区では、車両を狙ったイスラエル軍の空爆により、パレスチナ人の民間人5人が死亡、複数が負傷したという。

 

アル・マワシ地区は以前、イスラエル軍により「安全地帯」に指定されていたが、今では日常的に攻撃にさらされている。

 

またガザ地区北部のガザ市にあるザイトゥーン地区でも、イスラエル軍の空爆により2人が死亡。ジャバリアへの攻撃でも1人が死亡した。

 

さらにガザ市北部のシェイク・ラドワン地区にある学校も空爆の標的にされ、ある家族の男女と子供を含む9人が死亡。隣接する住宅も攻撃を受け、6人が死亡した。

 

ガザ地区の病院関係者によれば、イスラエル軍の攻撃により、全域で少なくとも71人が死亡し、そのうち少なくとも14人は北部で死亡したという。

 

2人の乳幼児が栄養失調や薬の不足で死亡

 

またガザ地区では26日、病院で2人の子供が栄養失調や薬の不足により、死亡した。

 

亡くなったのは生後5カ月のニダルちゃんと、生後10日のキンダちゃんで、2人はガザ地区南部のハンユニスにあるナセル病院にいたそうだ。

 

しかしニダルちゃんは、食料不足やミルクの入手困難が原因で、キンダちゃんは栄養失調と薬の不足が原因で亡くなったという。

 

世界保健機関(WHO)は6月26日早朝、3月2日以来初めてガザ地区に、医療物資を輸送したと発表したが、「大海の一滴」でしかないと述べた。

 

WHOのテドロス事務局長は「X」において、「必須の医療物資、血液2000単位、血漿1500単位を積んだトラック9台がガザ地区へ入った」と投稿した。

 

 

イスラエルは国連機関やその他の国際援助団体と連携し、ガザ地区へ1日100台の支援物資を積んだトラックの搬入を許可しているが、それでも十分に食料などが人々に届けられていない。

 

ガザ地区北部では、パレスチナ部族間の連携により、より安全で地域に根差した配給拠点が確保されているが、中部や南部では「ガザ人道財団」の配給所で、多くのパレスチナ人がイスラエル兵に銃撃され、殺されている。

 

国連によると、5月27日以降、「ガザ人道財団」の配給所で、食料を入手しようとしたパレスチナ人549人が死亡、4066人が負傷したという。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Israeli attacks kill 71 people, including aid seekers, across Gaza(6/26)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top