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テキーラ14杯を提供された乗客が転倒し負傷 クルーズ船運営会社に30万ドル賠償命令

テキーラ14杯を提供された乗客が転倒し負傷 クルーズ船運営会社に30万ドル賠償命令
カーニバル社公式Instagram

米クルーズ船大手カーニバル・コーポレーションの船内でテキーラショットを大量に摂取した後、転倒して負傷したとして乗客の女性が同社を提訴。陪審は、カーニバル側に30万ドル(約4,600万円)の支払いを命じる評決を下した。

 

争点は“過剰提供”の有無

 

原告はカリフォルニア州在住の看護師、ダイアナ・サンダース氏(45)。2024年1月、ロサンゼルス発のクルーズ船「カーニバル・レイディアンス」に乗船中、約8時間半のあいだに少なくとも14杯のテキーラショットを提供された。その後、階段で転倒し、脳震盪や背部・尾骨の損傷など複数の怪我を負った。

 

サンダース氏側は、明らかに酩酊状態だったにもかかわらず、バーテンダーが提供を止めなかったと主張。陸上の飲食店では、明らかに泥酔した客への提供を控えるのが一般的とされ、船側にも同様の注意義務があると訴えた。

 

陪審は、事故の責任割合を「カーニバル側60%、サンダース氏40%」と認定し、原告側が求めていた25万ドルを上回る30万ドルの支払いを命じた。

 

カーニバル社は判決に異議

 

カーニバル社は「判決には同意できず、新たな裁判や控訴の根拠があると考えている」とコメントしている。同社は、どの従業員が過剰提供したのか特定されていない点や、原告が泥酔状態を示す行動(よろめき、居眠り、ろれつの乱れなど)を示していないと主張し、訴えの棄却を求めていた。

 

クルーズ船でのアルコール提供を巡る訴訟は過去にも報じられており、2025年には別のクルーズ会社で「12時間以内に33杯の酒を提供された男性が死亡した」として、遺族が訴えを起こした事例もある。

 

今回の判決は、クルーズ船でのアルコール提供のあり方が改めて問われる事例となった。(了)

 

出典元:Miami Herald「14 shots of tequila later, cruise passenger sues Carnival and gets a verdict」(4/14)

TODAY「After Being Served 14 Shots of Tequila, Cruise Passenger Wins $300,000 in Carnival Lawsuit」(4/16)
News Nation「Carnival Cruise ordered to pay $300k to overserved passenger」(4/16)

アイキャッチ画像出典元:カーニバル社公式Instagram

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