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イラン側は直接交渉を望まず、米特使らはパキスタンへの訪問取りやめ

イラン側は直接交渉を望まず、米特使らはパキスタンへの訪問取りやめ
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アメリカのトランプ政権は、イランとの交渉のために特使をパキスタンに派遣する予定だったが、渡航を取りやめた。

 

イラン側に「フラれる」

 

トランプ政権は、イランのアラグチ外相がパキスタンを訪問するのに合わせ、25日の朝にスティーブ・ウィトコフ特使とトランプ大統領の娘婿であるジャレッド・クシュナー氏が、イラン外相との協議のためにパキスタンへ向かうと明らかにした。

 

トランプ政権は、イラン側が協議の申し出をしてきたと主張したが、即座にイラン側はアメリカとの直接交渉を否定。アラグチ外相は、和平交渉について、パキスタンにイラン側の見解を示すのみとなった。

 

このためトランプ政権は、特使らのパキスタンへの派遣を中止。トランプ大統領は派遣中止について、「移動に時間がかかりすぎた」と言い訳しているが、結局、アメリカ側は前回の乗り気だった和平交渉と同様、今回もイラン側に「フラれる」結果となった。

 

アラグチ外相はパキスタンでの会談後、SNSに次のように投稿した。

 

「パキスタンへの訪問は非常に実り多いものだった。地域に平和を取り戻すためのパキスタンの仲介と、兄弟のような努力を高く評価する。戦争を恒久的に終結させるための実行可能な枠組みに関するイランの立場を共有した。アメリカが、真に外交に真剣に取り組んでいるかどうかはまだ分からない」

 

「海上封鎖に軍事行動で対応する」

 

一方、イランの統合軍司令部は4月25日、アメリカ軍が海上封鎖していることに関して、声明を発表。次のように警告した。

 

「アメリカが海上封鎖、略奪行為、海賊行為を継続するならば、イランは強力な軍事行動で対応する。アメリカとイスラエルが攻撃を再開すれば、両国はさらなる損失を被るだろう」

 

イスラエル軍がレバノン南部を攻撃

 

一方、レバノンでは停戦中であるにもかかわらず、イスラエル軍の攻撃が各地で続けられ、レバノン国営通信(LNA)によると、25日には南部の町、Yohmor al-Shaqifでイスラエル軍の攻撃により4人が死亡したという。

 

またイスラエルとの国境に近い町、Houlaへの砲撃、南東部Marjayoun地区のQantaraとal-Qusayr への砲撃、港湾都市ティルスへの空爆、そして南部 Zahrani 地域の村々へのドローン攻撃も行われたそうだ。

 

さらにイスラエル軍は25日、レバノン南部にある「ヒズボラ」のロケット弾発射地点への空爆を行なったと明らかにした。

 

ヨルダン川西岸地区とガザ地区で選挙

 

ヨルダン川西岸地区とガザ地区では25日、選挙が行われ、人々が投票を行なったという。今回の選挙は、2023年10月にガザ紛争が始まって以来、初めて実施されるパレスチナ自治政府の選挙となる。

 

 

ヨルダン川西岸地区のラマラに拠点を置く中央選挙管理委員会によると、100万人以上が投票資格を有しており、ガザ地区中部のDeir el-Balah地区だけでも7万人以上に投票資格があるそうだ。

 

ただ選挙名簿のほとんどは、パレスチナ自治政府のマフムード・アッバス議長率いる「ファタハ」党の候補者、または無所属の候補者で構成されており、ガザ地区を支配するハマス系の候補者名簿は存在しない。

 

「ファタハ」党はパレスチナ解放機構(PLO)とパレスチナ自治政府(PA)の原動力となっているが、PAはイスラエルとの緊張関係の中でヨルダン川西岸地区を統治しており、パレスチナ人の間では極めて不人気になっているという。

 

2006年以降、国政選挙は行われておらず、「ファタハ」が統治するパレスチナ自治政府はヨルダン川西岸地区で権力を維持し、マフムード・アッバス議長は2009年に任期満了を迎えたが、その後も長期間にわたって政権を担い続けている。(了)

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Donald Trump cancels US envoy trip to Pakistan for ceasefire talks with Iran(4/25)

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