南極の島で、鳥インフルエンザにより、数千頭のアザラシの赤ちゃんが死亡

新たな研究により、南極の島で、鳥インフルエンザにより、数多くのアザラシの赤ちゃんが死亡していることが指摘された。
1万3359頭の赤ちゃんが死亡
科学者たちは、オーストラリア領の南極にある離島における、鳥インフルエンザの影響について、昨年10月と今年1月に調査を行ったという。
その結果、ハード島に生息する1万7364頭の赤ちゃんアザラシのうち、1万3359頭の子供が、H5N1型鳥インフルエンザによって死亡したと推定された。
群れ全体の平均死亡率は75%にもあたるが、調査終了時にも死亡が継続していたため、この結果は過小評価の可能性もある。またペンギンの個体群でも、予想を上回る死亡が確認された。
ドローンや地上調査に基づく研究
この最新の研究は、科学誌「BioRxiv」に掲載されたものの、査読はまだ行われていない。
ただこの研究は、ドローンによる調査と、アクセス困難な島々への地上調査に基づいており、科学者たちは9種の生物からサンプルを採取したという。
9種のうち、H5N1型鳥インフルエンザウイルスに陽性反応を示したのは、ミナミゾウアザラシやキングペンギン、ジェンツーペンギン、ナンキョクオットセイ、サウスジョージミズナギドリの6種だったそうだ。
そして今年1月に行われた追加調査では、鳥インフルエンザは主にミナミゾウアザラシの赤ちゃんに大きな影響を与え、逆にキングペンギンとジェンツーペンギンへの影響は比較的小さかったことが確認された。
しかもある地域(群れ・ハーレム)では、アザラシの赤ちゃんの97%が死亡していたと言われている。
鳥インフルエンザの動物への感染は、マクドナルド島でも確認されており、サウスジョージア島ではゾウアザラシが最も大きな被害を受けているという。
昨年後半、調査航海で数百頭のアザラシの赤ちゃんが死んでいるのが発見されたことで、科学者たちは、鳥インフルエンザの影響に気づいたとされている。(了)
出典元:BBC:Bird flu kills more than 75% of baby seals on remote Australian island, study finds(6/18)

























