イランの凍結資産の解放で合意、石油化学製品の制裁も緩和

アメリカとイランとの交渉が進められ、イラン側は凍結された資金が解放されることで合意したと明らかにした。
米農産物の購入は義務ではない
イラン政府は6月23日、凍結されていた120億ドルの資金を、アメリカが解放することで合意したと発表した。
またアメリカ側も、イラン産原油と石油化学製品の販売を、8月1日まで一時的に許可する制裁緩和を発表したという。
凍結資金については、アメリカ産の大豆などの購入に充てられるとトランプ大統領が主張していたが、イランの中央銀行総裁は23日、解放された資金をアメリカの農産物の購入に充てることはできるが、義務ではないと述べた。
IAEAの査察官の入国を認めず
このような食い違いは、核査察に関しても見られる。アメリカのバンス副大統領はスイスでの協議後、イランが核施設・兵器の査察のためにIAEA(国際原子力機関)の査察官の入国を認めたと述べていた。
しかしイラン外務省は23日、IAEAの査察官の入国を認める予定はないと主張。これに対しトランプ大統領は、イランが査察官の入国を拒否すれば、今後の和平交渉を「中止」すると脅迫した。
またイランのペゼシュキアン大統領はパキスタンの首都イスラマバードを訪問し、弾道ミサイルに関する交渉を、アメリカとは行わないと表明した。
レバノンとイスラエルの和平交渉
一方、レバノンでは、アメリカとイランの仲介による停戦合意により、イスラエル軍の砲撃が停止したことを受け、避難していたレバノン人が南部へ戻り始めているという。
しかしすでに多くの町は、イスラエル軍の攻撃によって、崩壊しているそうだ。
Displaced Lebanese are heading back south after a US-Iran backed ceasefire halted months of Israeli bombardment.
Many are returning to shattered towns under a fragile truce they fear will not hold. pic.twitter.com/BoB44NQ3jz
— Al Jazeera English (@AJEnglish) June 23, 2026
そんな中、アメリカのワシントンD.C.では23日、5回目に及ぶ、レバノン政府とイスラエル政府との和平交渉が行われた。
「ヒズボラ」の指導者、ナイム・カセム氏は、イスラエル軍がレバノンの領土から「完全に」撤退する以外に「選択肢はない」とし、その見返りとしてレバノン軍を国境地帯に展開させるべきだと主張した。
またアメリカのルビオ国務長官は、訪問中の中東で記者団に対し、レバノンにおける停戦交渉と維持は、イランとの交渉と切り離して進めると述べたという。
ヨルダン川西岸地区で家屋を破壊
イスラエル軍は23日、ヨルダン川西岸地区南部の町、ヘブロンでパレスチナ人の家屋を破壊。この家には、子供や高齢者を含む2家族が住んでいたという。
イスラエル軍は重機を使って2階建ての家屋を破壊し、現場に集まった人々に催涙ガス弾を発射したそうだ。(了)
出典元:Aljazeera:Iran war live: Pezeshkian says no negotiation on ballistic missiles(6/23)

























