米最高裁、トランプ氏の上訴を棄却、性的暴行事件に対する有罪が確定

アメリカの最高裁判所は6月29日、2022年の性的暴行や名誉毀損の訴訟について、トランプ大統領の訴えを棄却した。
性的暴行と名誉毀損に関する訴訟
その訴訟とは、2022年に作家の女性、E・ジーン・キャロル氏が、トランプ氏を訴えたものだ。
その裁判では、トランプ氏が1990年代半ばに、ニューヨーク市にある百貨店の試着室で、キャロル氏に性的暴行を加えたこと、そして2022年にその疑惑を「でっち上げで嘘だ」「この女は私のタイプではない」と否定し、名誉を毀損したことが争点となった。
2023年、ニューヨークの裁判所の陪審員らは満場一致で、トランプ氏を有罪と認め、500万ドル(約8億円)の賠償金をキャロル氏に支払うよう判決を下した。
その後、トランプ大統領は、判決を不服として、最高裁に上告。しかし最高裁は6月29日、トランプ氏の主張を棄却したため、判決が確定した。
This Win Is For Every Woman in the World!!
Supreme Court Lets Sex Abuse Verdict STAND against President Trump pic.twitter.com/gHNfRZLIlv
— E. Jean Carroll (@ejeancarroll) June 29, 2026
「責任逃れの試みは終結」
キャロル氏の弁護士であるロベルタ・カプラン氏は29日、最高裁の判決を受け、声明で次のように述べた。
「本日の最高裁判所の判決は、ドナルド・J・トランプ大統領がE・ジーン・キャロル氏に性的暴行を加え、名誉を毀損したという陪審員の満場一致の評決を、最終的に確定するものです。トランプ氏はこれまで何度も上訴を試みましたが、いずれも失敗に終わり、今日の判決によって、自らの行為に対する責任逃れの試みは終結しました」
2023年の裁判では2人の女性、ジェシカ・リーズ氏とナターシャ・ストイノフ氏の証言も許され、彼女らも以前、トランプ氏に性的暴行を受けたと主張した。一方、トランプ氏はその主張を否定している。
トランプ氏はまた、キャロル氏を相手取った、関連性のある別の名誉毀損訴訟の判決についても控訴しており、その判決ではトランプ氏に8300万ドル(約135億円)の支払いが命じられているという。(了)
出典元:ABC News:Supreme Court rejects Trump’s appeal of 2022 E. Jean Carroll defamation case(6/30)


























