英の「緑の党」がシオニズムを人種差別と定義、イスラエルが批判

イギリスの野党「緑の党」は先日、シオニズムを人種差別の一形態と定義する決議案を可決した。
賛成1022票、反対813票
「緑の党」は先週末、党大会で党員が投票を行い、パレスチナを強く支持する一連の政策の導入を可決した。
またシオニズムを人種差別と定義する決議案を、賛成1022票、反対813票で可決させたという。
シオニズムとは、もともと世界各地に散らばっていたユダヤ人たちが迫害を逃れるため、祖国の地に帰り、自分たちの国を作ろうとする運動のことだ。しかし現在では、パレスチナ人の土地を奪い、迫害を正当化するイデオロギーとなっている。
この決議案を提案したのは、「緑の党」の党首で、ユダヤ人であるザック・ポランスキー氏だ。彼は共同声明で「我々は、ジェノサイドや民族浄化、アパルトヘイト、違法占拠に反対の立場をとり続ける。我々は、ネタニヤフ政権のおぞましい犯罪を非難する」などと宣言した。
Following the vote on the anti-Zionist policy at Green Party Conference, the 5 Green MPs, the Leader and Co-Deputy Leaders have issued a joint statement https://t.co/NcB2aljsTK
— The Green Party (@TheGreenParty) October 4, 2026
「パレスチナ解放への関与」を表明
「緑の党」は声明で「シオニズムの真の、物質的な現れは、歴史的かつ現在も続くパレスチナ人の非人間化、追放、財産剥奪、参政権剥奪、そして破壊である」と強く批判したという。
その上で「緑の党」は、「パレスチナ解放への関与」を改めて表明。「歴史的パレスチナ全域における単一の民主国家の樹立」を求め、パレスチナ人の帰還権、そしてイスラエルに対するボイコット・投資撤退・制裁(BDS)運動への支持を改めて表明した。
イスラエルは党首の入国を禁止
イスラエル政府は、「緑の党」の決議案を非難。10月5日には、党首のザック・ポランスキー氏の入国を禁止した。
イスラエル政府の高官はまた、この動きについて「反ユダヤ主義」だと批判。しかし「緑の党」は、イスラエルを批判することと、反ユダヤ主義とは同一ではないと主張し、「いかなる形態の差別や嫌がらせ」にも反対する姿勢を改めて表明した。
イスラエル政府は先日、イギリスが違法入植地への支援をする企業に制裁を科したことを受け、東エルサレムにあるイギリスの領事館を閉鎖することを決定した。
この動きを受け、イギリス政府もイスラエルからイギリスの外交官1人が追放されるにつき、イスラエルの外交官1人を国内から追放すると脅迫した。これにより最大27人のイスラエルの外交官が、イギリスから追放される可能性があるという。(了)
出典元:Aljazeera:Before UK Greens, who else has equated Zionism with racism?(10/5)
出典元:The Guardian:UK threatens to expel Israeli diplomats over planned East Jerusalem consulate closure(10/5)


























