「Nvidia」のCEOが中国のスパイのターゲットか?親密な関係を否定

大手半導体メーカー「Nvidia」は、CEOのジェンセン・フアン(Jensen Huang)氏が中国のスパイ活動の標的になったとの報道に対し、声明を発表した。
女性幹部がフアン氏と「親密な関係」
ニューヨーク・タイムズ紙が10月29日に報じた内容によると、アメリカの情報機関は、シンガポールに拠点を置くデータセンター企業の女性幹部が、ジェンセン・フアン氏と「親密な関係」を築き、中国当局に情報を流していたと判断したという。
この幹部はアリス・フアン(Alice Huang)氏と特定されており、2024年に「Nvidia」のCEOと並んで写っている写真が公開されている。
「Nvidia」の広報担当者はABCニュースへの声明で、ジェンセン・フアン氏が「毎年、何千人もの顧客企業の幹部と話をしている」とし、次のように述べた。
「ジェンセン氏とアリス氏のやり取りは、特に異常なことでも、予想外のことでもありません。顧客との会合はCEOの職務の一部です。(略)懸念される当事者や団体に関して、アメリカ政府から頻繁に最新情報を受け取り、常にそれに応じて行動しています」
大統領に助言を行ってきた人物
中国外務省の報道官もこの報道に反応し、定例の記者会見で「これらの報道は根拠がなく、中国に対する純粋な中傷である」と批判した。
また今のところ、ジェンセン・フアン氏によるスパイ行為を示す証拠も、提出されていない。
しかしジェンセン・フアン氏はトランプ大統領の支援者で、中国との人工知能開発競争において、大統領に助言を行ってきたという。
また9月には、ジェンセン・フアン氏は、習近平国家主席を招いてホワイトハウスで開かれた晩餐会にも出席。同じ月にホワイトハウスで開催された、AIおよびテクノロジー業界のリーダー向けの昼食会にも出席していた。
トランプ大統領が株式も保有
今年1月、ジェンセン・フアン氏はトランプ大統領を説得し、中国への先端チップ販売を承認させたという。この取引により、アメリカ政府が利益の25%を受け取ることになったそうだ。
ただトランプ大統領自身も、「NVIDIA」の株式を保有しており、このような取引によって利益を得ていた可能性が指摘されている。
ニューヨーク・タイムズ紙によると、トランプ大統領は、ジェンセン・フアン氏に関する情報機関の調査結果について報告を受けたものの、何ら行動を起こさなかったという。(了)
出典元:ABC News:Nvidia responds to report that its CEO was allegedly targeted in Chinese spy plot(11/1)


























