冷却塔がぐにゃり!英の火力発電所で実施された爆破解体が大迫力
イギリスで発電所の冷却塔の爆破解体が行われ、迫力のある映像が撮影された。
50年も立っていた冷却塔
その爆破解体が行われたのは、ウェストヨークシャーのKnottingleyにある「フェリーブリッジ発電所」だ。
これは50年前に建てられ、イギリスの発電の歴史において記念碑的な役割を果たしたとされ、10月13日に7つの冷却塔のうち、4つが解体された。
そして付近の住民は、爆破解体の模様を撮影。そこには高さ114mの巨大な冷却塔が「ぐにゃり」と壊れていく、ダイナミックな光景が映っていた。
#FerrybridgePowerStation #Ferrybridge pic.twitter.com/tkHXyER6j9
— Nick Oakley (@free_oakers84) October 13, 2019
140戸の住民が避難
この爆破解体のため、発電所から328ヤード(約300m)内に立ち入り禁止区域が設けられ、そのエリアにある140戸の住民も避難を余儀なくされたという。
また爆破の前には、警告のためにロケット花火が打ち上げられ、人々に危険を知らせたそうだ。
そして10時30分に爆破されてから、大きな煙が45秒ほども上空に漂ったとされている。
Yorkshire skyline changed forever. #Ferrybridge pic.twitter.com/pGw7MLWgMw
— Ben Ward (@BenWardUK) October 13, 2019
7月にも別の冷却塔を解体していた
この発電所を所有する「SSE」は、2016年に石炭を燃やす火力発電所を閉鎖すると決定。
7月にはもう1箇所にある「フェリーブリッジ発電所」内の、8つの冷却塔のうち6つを爆破解体したという。
そして今回残された3つの冷却塔は、今後ガスによる火力発電を行う決定がなされるまで、そのまま維持されるそうだ。(了)
出典元:MailOnline:Moment four cooling towers at Ferrybridge Power Station are demolished in a ‘significant milestone’ for the energy industry(10/13)
出展元:INDEPENDENT:Ferrybridge power station: Towers demolished at coal-fired plant in ‘milestone’ for energy industry(10/13)