白人至上主義者らが、ヘンリー王子や息子もターゲットにしていた
現在、裁判にかけられている極右主義者らが、過去にヘンリー王子や息子などに対し、憎しみを露わにしていたことが明らかにされた。
「倒すべき忌まわしい存在」
その人物とはイギリス人の、クリストファー・ギボンズ被告(38)と、タイロン・パッテン=ウォルシュ被告(34)だ。
両被告は2019年3月3日から2020年2月9日の間にポッドキャストを通じて、極右のテロ行為を奨励。現在その罪に問われて、裁判に臨んでいる。
裁判では、2人の被告がポッドキャストにおいて、ヘンリー王子とメーガンさんの長男、アーチー君のことを「倒すべき忌まわしい存在」と表現したことが、明らかにされたという。
また2人は、チャット番組「ブラックウルフ・ラジオ」で、ヘンリー王子を「起訴」し「反逆罪で法律的に殺す」よう要求したそうだ。
Harry and Meghan get booed as they arrive at St Paul’s Cathedral to attend a Service of Thanksgiving to celebrate the Queen’s long reign #HM70 #PlatinumJubilee https://t.co/1K93xoa7SH
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— Daily Express (@Daily_Express) June 3, 2022
右翼的見解を持つ白人至上主義者
検察官のAnne Whyte氏(勅選弁護士)は裁判で、陪審員に対して、次のように訴えたという。
「(彼らは)極端な右翼的見解を持つ男たちです。彼らは献身的で無自覚な白人至上主義者です。彼らはラジオ番組の形式を使えば(略)、自分たちの事業を言論の自由の合法的な行使として通用すると考えたのです。実際、彼らがやっていたのは、被告人が憎んでいる社会の一部に対して、極右のテロ行為を行うよう他人を促すための言葉を使っていたのです」
過去のテロ事件も称賛
またギボンズ被告とパッテン=ウォルシュ被告は、2016年にイギリスの労働党議員、ジョー・コックス氏が殺された事件でも、殺害を支持していたという。
2019年にニュージーランドのクライストチャーチで起きた銃乱射事件でも、犯人のブレントン・タラント被告が、2つのモスクで51人を殺害したことを美化していたそうだ。
さらに2017年のマンチェスター・アリーナ自爆テロ事件でも、死亡した22人を「ふしだらな女」と呼んでいたと言われている。
しかも両被告は混血の関係も特に憎んでおり、ヘンリー王子とメーガン・マークルさんの結婚や、2人の子供まで非難し、「この赤ん坊(アーチ―)は忌み嫌われるべきものだ」と述べていたという。(了)
出典元:METRO:Harry and Meghan’s son Archie ‘targeted by white supremacists in terror podcast’(6/8)