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BLM運動のデモに参加していた女性を、黒人警官が殴り倒す【アメリカ】

BLM運動のデモに参加していた女性を、黒人警官が殴り倒す【アメリカ】
Twitter/Jared Wickerham

黒人差別問題を訴える「ブラック・ライブズ・マター」のデモに参加する女性が、黒人の警察官に殴られる事件が起きた。

 

8回もテーザー銃で撃たれ死亡

 

この事件が起きたのは4月16日、場所はペンシルベニア州の街、ピッツバーグとされている。

 

ここでは2021年10月に黒人男性、ジム・ロジャースさんが、ピッツバーグ警察により8回もテーザー銃で電流を浴びせられ、死亡する事件が起きた。

 

このような警察の残虐行為に反対するためのデモが4月16日に行われ、「ジム・ロジャースのための正義」と名乗るグループのメンバー20人が、街でデモ行進を行ったという。

 

デモ参加者と警察官が口論

 

しかし警察は、このデモ行進が「違法」だとして、集会を解散するよう要求。そこでデモ参加者は、車に乗っていた警察官に詰め寄った。

 

その際、デモ参加者は警察官にかなり激しい言葉で責め立て、侮蔑的な言葉も放ったようだが、その後車を降りてきた黒人警官は、デモ参加者の女性を殴り倒した。

 

さらに警察官らは、殴られた女性ともう1人のデモ参加者にも手錠を掛け、警察車両に乗せて、拘束したという。

 

デモ集会の解散理由が曖昧

 

警察官は、交差点付近でビルの解体が行われているため、そこでの集会を解散するよう命じたそうだが、その付近では車の荷台でお弁当を食べている人もいたそうだ。

 

また拘束された女性らは、その後警察から解放されたと言われている。

 

デモ参加者の女性を殴った警官は、ウィルキンスバーグ警察のセス・テイラーと呼ばれる人物で、また当時、クリス・ダンカンと呼ばれる警察官も一緒だったという。

 

クリス・ダンカンと呼ばれる警察官は2017年、放置車両に違反切符を切ろうとした際、車の中で寝ていた男性と揉め、やりとりがエスカレートした末に射殺したという。(了)

 

出典元:Pittsburgh City Paper:Wilkinsburg officer strikes protester during demonstration against police brutality(4/16)

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