かつてゴッホを魅了した?不思議な雲がアメリカの上空に現れる
まるで葛飾北斎の絵を模したような雲がアメリカの上空に現れ、人々を驚かせている。
その雲が現れたのは、12月6日のこと。西部開拓時代の面影を残す街、ワイオミング州シェリダンで撮影された写真がこちらだ。
この写真は、レイチェル・ゴードンさんが撮影し、Facebookに投稿したものだ。ビッグホーン山脈の上空に、芸術的な雲が等間隔で並んでいる。この雲の正体は一体何なのだろうか。
ケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲と呼ばれるもの
これはケルビン・ヘルムホルツ不安定性の雲と呼ばれるもの。上空には空気の層が重なっているが、層によって風の向きや風速が異なることで、気流が乱れてできる雲だ。
珍しい現象だが、今までもカメラに収められている。
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有名な絵画のモチーフにも
実はこの雲、フィンセント・ファン・ゴッホの代表作のひとつである「星月夜」にインスピレーションを与えたとも言われている。
この作品はゴッホが亡くなる前の年に、精神治療のために入院していた修道院で描かれた作品だ。鉄格子のはまった窓から見える風景を描いたと言われている。
参考:Facebook/Beauty of the Bighorns
参考:ウェザーニュース「空にギザギザした雲が!?」
参考:Artpedia【作品解説】フィンセント・ファン・ゴッホ「星月夜」