米連邦航空局がAIの導入を計画、航空機の混雑やフライト遅延を防ぐ

アメリカの連邦航空局がAIの導入を進めており、その目的が明らかにされた。
AIプロジェクトの「SMART」
このAIを活用した取り組みは、「戦略的空域経路管理(Strategic Management of Airspace Routing Trajectories)」、略して「SMART」と呼ばれている。
このプロジェクトにかかわる航空宇宙技術企業の「タレス」社と、ソフトウェア企業の「エアスペース・インテリジェンス」社によれば、目標は航空会社のスケジュールデータなどの情報を、より効果的に活用することだという。
また航空機の混雑を未然に防ぐことで、フライトの遅延を減らし、管制官の業務を簡素化することだとも述べている。
ただし航空機の安全確保に必要な判断を下す、人間の管制官の役割をAIが代替するものではないそうだ。
安全に関わる機能が目的ではない
「タレス」社のトッド・ドノバン氏も、次のように述べている。
「はっきり申し上げておきますが、SMARTは航空機の安全に関わるような重要な機能を果たすことを目的としたものではありません。SMARTの真の目的は、空域や空港の需要を整理し、予期せぬ混雑を回避し、積極的に対処することです」
ただしドノバン氏によれば、「SMART」が「2機の航空機の衝突」を防ぐ可能性もあるという。
まだ実際にどのような形になるのか、また、この技術がFAA(連邦航空局)の既存のコンピューターシステムにどのように組み込まれるのかなど、不明な点は多い。
AI導入の取り組みは、老朽化した管制室の設備と技術を刷新するという、ショーン・ダフィー運輸長官による数十億ドル規模の大規模計画の一環として進められているという。(了)
出典元:POLITICO:AI in the sky: Inside the FAA plan to overhaul air traffic(5/9)

























