Guinness World Records

26才のインド人女性が、世界で最多本数の歯を持つ女性として、ギネス世界記録に認定された。彼女の歯は普通より6本多く38本ある。

10代の時、歯が追加で生えてきた

その人、Kalpana Balanさんは、下の歯が普通より4本多く、上の歯が2本多い。この余分な歯は、10代の頃、一本ずつ生えてきたのだそう。痛みは全くないが、食べた物がそこに詰まって、いろいろ大変だったという。

Kalpanaさんが歯のことを親に打ち明けた時、それを見た親は非常に驚き、歯医者で抜いてもらうようにと言った。だが、診察した歯科医は、もう少し経ってからの方がいいと判断した。それらの歯はまだ生えきっておらず、抜くのが難しかったからだ。

やがて歯は完全に生えた。しかし、Kalpanaさんは抜くのが怖くて、そのままにしておいたそう。それが今回の記録樹立に繋がる。彼女は「抜かなくてよかった」と思い、「ギネス世界記録のタイトルを獲得できて、とても嬉しい。これは私の生涯を代表する功績です」と話している。

さらに記録を更新する可能性あり

Kalpanaさんの余分な歯は、医学的には「過剰歯」と呼ばれる。歯が発生するプロセスで何らかの異変が起こるのだが、その原因は未だに分かっていない。遺伝的な要素や遺伝子疾患と関連があるとも見られているが、これもはっきりはしていない。ギネス世界記録のウェブページによれば、世界人口の3.8%程度の人に、1～2本の過剰歯があるのだそう。

ところで、余計な歯といえば親知らずがあるが、彼女には親知らずが1つも生えていないそうだ。これから生えてきたら、歯の数はさらに増え、世界記録を更新することになるだろう。

Kalpanaさんのギネスタイトルは女性部門のもの。男性部門では41本の歯を持つカナダのEvano Melloneさんという人が、タイトルを保持している。（了）

出典元：UPI:Indian woman with 38 teeth earns Guinness World Record(11/20)
出典元：Guinness World Records:Indian mother sets world record for having the most teeth(11/20)