イスラエル軍がガザ地区北部の複数の病院で、砲撃や爆破を繰り返す
ガザ地区北部にある複数の病院に対し、イスラエル軍が攻撃を加え、患者やスタッフなどが負傷した。
20人の患者と医療スタッフが負傷
ガザ地区北部の町、ベイト・ラヒヤにあるカマル・アドワン病院の近くでは12月24日、イスラエル軍が遠隔操作で爆発物を爆破させ、少なくとも20人の患者と医療スタッフが負傷したという。
イスラエル軍は以前から、ロボットなど使い爆発物を設置しており、病院付近にある建物を次々と爆破し続けている。
Israel’s military used ‘remote controlled robots’ to plant explosives outside Gaza’s Kamal Adwan Hospital, injuring medical staff and patients. The UN condemned Israel’s repeated attacks on hospitals. pic.twitter.com/kRmqwKaXNM
— Al Jazeera English (@AJEnglish) December 24, 2024
またクワッドコプターや兵士が建物に直接攻撃を行っており、医療スタッフや患者が負傷。病院の重要な部門の多くも、機能停止状態になっているそうだ。
さらにイスラエル軍は24日、ガザ地区北部のジャバリア難民キャンプにあるアル・アウダ病院の3階部分を砲撃。建物が大きく破壊されたという。
同じくガザ地区北部のインドネシア病院も、イスラエル軍の襲撃を受け、医師や民間人、患者が病院から強制的に退去させられたそうだ。
Israeli forces continue their attack on the barely functioning Kamal Adwan Hospital in Gaza as PM Netanyahu claims progress on a ceasefire and captives deal, with no timeline given.
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) December 24, 2024
ガザ地区各地で犠牲者
病院以外でもイスラエル軍の攻撃は続いており、ガザ地区北部のジャバリアでは住宅が攻撃を受け、少なくとも5人のパレスチナ人が死亡。しかもまだ瓦礫の中に、3人の子供の遺体が残されているという。
北部のガザ市にあるシェイク・ラドワン地区でも、人々が集まっているところへ、イスラエル軍が攻撃。これにより1人が死亡し、多数が負傷したそうだ。
ガザ地区中部のヌセイラト難民キャンプでも、イスラエル軍の砲撃により、少なくとも11人のパレスチナ人が負傷したと報告されている。
民間防衛隊の2人が死亡
イスラエル軍は、瓦礫に埋まった人々を救出するなどの活動を続けている民間防衛隊までも狙い続けており、24日にはガザ市にある民間防衛センターが空爆を受けたという。
これにより消防士のNabil Bahloul氏が負傷し、その後死亡が確認された。また消防士のNajib Sakr氏も、ガザ市のアル・ダラジ地区にあるセンターへの爆撃で死亡したそうだ。
An Israeli drone strike has targeted the headquarters of Gaza’s Civil Defence which is the group responsible for emergency services and rescue operations across the besieged Strip.
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) December 24, 2024
これまでにガザ地区における14カ所の民間防衛センターや、消防車・救急車など56台も破壊されたと言われている。
このようなイスラエル軍による隊員への度重なる攻撃により、ガザ北部では民間防衛隊員が効果的に活動することができず、彼らのサービスはほぼ完全に崩壊しているという。(了)
出典元」Aljazeera:LIVE: Israel attacks two Gaza hospitals, empties third facility of patients(12/24)