ロシアが宇宙ロケットに、広告の掲載を開始

予算縮小に直面したロシアの国営企業「ロスコスモス」が、不足分を補うために、ロケットに商業広告の掲載を始めた。
ロケットに銀行やカフェの広告
昨年、ロシア議会(ドゥーマ)で法案が可決され、ロスコスモスは一般企業のロゴやスローガンを広告としてロケットに表示できるようになった。そして早速、PSB銀行やモスクワのカフェチェーン「Kofemaniya(Coffeemaina)」など複数社の広告キャンペーンが開始されている。
ロケット打ち上げは世界中の多くの人が視聴するイベントなので、露出効果が高い。そこでの広告掲載は、高額な打ち上げ費用を補う簡単な方法といえるだろう。
海外メディアによると、料金は広告面積、ロケットの表面積、キャンペーン期間を考慮した特別な算定式で計算されており、ロスコスモスはこれで数億ルーブルを稼いでいるとされる。

アメリカのロケットには広告がない
ところで、アメリカのロケットになぜ、広告が掲載されていないのだろう?NASAも、SpaceXやBlue Originも、ロケットに他社のロゴやスローガンを貼り付けてはいない。
海外メディアによると、米国政府機関であるNASAは利益を得ることが禁止されており、広告掲載はできないのだそう。また、民間ロケット企業の場合、打ち上げ中にロケットが爆発するリスクが依然としてあり、そうなると企業イメージが下がってしまうため、各社とも躊躇しているようだ。
一方、ロシアメディアの報道によると、ロスコスモスは今年に入りバイコヌール宇宙基地から広告付きのロケットを4回打ち上げており、前出のPSB銀行、Kofemaniyaに加え、音楽TVチャンネルの「RU.TV」が最大のクライアントとなっている。
アメリカ企業がロケットに広告を出した例が一つある。2001年にピザハットが、国際宇宙ステーションに物資を届けるロケットに自社ロゴを描き、ピザを届ける単発のキャンペーンを実施した。(了)
出典元:Odditycentral:Russian Space Agency Displays Commercial Ads on Rockets to Boost Revenues(5/19)
出典元:Daily Star:Roscosmos turns rockets into billboards as Coffee Mania sponsors Russian space missions(5/19)


























