【新年の奇跡】露のガス爆発事故で、35時間ぶりに瓦礫から赤ちゃんを救出(動画)
昨年の大晦日にロシアの高層アパートが爆発した事故で、瓦礫の中から赤ん坊が救助された。
生後10カ月の赤ん坊を発見
この事故が起きたのは12月31日の午前6時頃(現地時間)、場所はチェリャビンスク州のMagnitogorsk市内にある高層アパートとされている。
この爆発はガスによって起きたとみられ、10階の建物の一部が崩壊。多くの人々が瓦礫の下敷きとなり、79人が行方不明になっていたという。
救助隊は懸命の捜索活動を行っていたが、1月1日には35時間ぶりに瓦礫の中から生後10カ月(11カ月との報道も)の赤ん坊(男の子)が、生きた状態で発見された。その瞬間の動画が下になる。
Так выглядит настоящее чудо pic.twitter.com/I8r0DTPxbw
— Александр Коц (@sashakots) January 1, 2019
生きていた母親とも再会
この赤ちゃんは事故発生から長い間、氷点下の気温の中で瓦礫に埋もれていたため、ひどい凍傷にかかっているという。
また頭部にも傷を負っており、足も複数箇所を骨折し、低体温症にかかっていると言われている。
ただ赤ん坊の母親も生きており、救助された病院で母子は再会を果たしたそうだ。その後、赤ん坊はさらなる治療を受けるため、モスクワの病院へ運ばれることに。
しかし2日に保健相は、赤ちゃんの容体は安定していると報告した。
BREAK..At least 3 dead(number may rise sharply) after gas explosion at block flats in #Magnitogorsk,Russia..Fate of missing 79 people remains unknown after collapse of building.. @CNN @cnnbrk @FoxNews @NBCNews @CBSNews @BBCBreaking @France24 @ABC @business @latimes @MSNBC pic.twitter.com/wmdmAT2ud1
— nete bab (@ntebdwa) December 31, 2018
救助活動を中断していた時に声を聞く
赤ん坊が生き残れたのは、ベビーマットレスに体が押されていたためとみられており、頭が挟まった箇所の隣にも、空気の通り道があったと考えられている。
しかも実は当時、残された建物があまりにも不安定のため、救助活動が一時中断されていたが、その時救助隊員が赤ん坊の泣き声を聞きつけ、急いで救出に向かったという。
ただ残念なことに現時点で9人の死亡が確認されており、いまだに32人が行方不明。救助隊は瓦礫に強力なヒーターを当てて、事故現場を暖めているとか。(2日までに22人の死亡が確認されている)
しかし夜中にはマイナス26℃にまで気温が低下するため、時間が経つほど、生存者を救出できる可能性が少なくなってきているそうだ。(了)
出典元:NBC:Baby boy rescued from rubble of collapsed building in Russia(1/2)
出典元:The Guardian:Russia explosion: baby pulled alive from tower block rubble(1/1)