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パレスチナ武装組織「ハマス」は2月26日、イスラエル側に人質4人の遺体を引き渡し、その後刑務所などに収容されていた数百人のパレスチナ人が釈放された。

人質4人の遺体を確認

2月22日に「ハマス」側は6人のイスラエル人の人質を解放したが、イスラエル側は「引き渡しの式典」に不満を抱き、予定されていた約620人のパレスチナ人の釈放を延期すると発表した。

その後、「ハマス」が人質4人の遺体の引き渡すことを提案し、その見返りとしてパレスチナ人を釈放することでイスラエル側が合意。26日の深夜には、「ハマス」が実際に人質4人の遺体が入った棺をイスラエル側へ引き渡した。

その後、イスラエル側は4人の遺体の身元を確認。27日には刑務所などに収容されていたパレスチナ人が釈放され、バスに乗せられて、ヨルダン川西岸地区やガザ地区へ送り届けられたという。

The fate of the Gaza ceasefire is uncertain after Hamas and Israel completed the final exchange of bodies and prisoners under phase one, which expires on March 1st. Many fear Israel will resume its attacks if a second phase of the deal isn’t reached. pic.twitter.com/HKUyZaL83a

— Al Jazeera English (@AJEnglish) February 27, 2025

620人以上のパレスチナ人を釈放

遺体となって帰ってきた人質とは、イスラエル人のShlomo Mansourさん（男性・86歳）、Tsachi Idanさん（男性・50歳）、Ohad Yahalomi さん（男性・50歳）、Itzik Elgaratさん（男性・69歳）だ。

またその後、620人以上のパレスチナ人も釈放され、43人がヨルダン川西岸地区と東エルサレムへ送られたという。ガザ地区でイスラエル軍によって捕らえられた456人のパレスチナ人の男性も、ガザ地区南部のハンユニスにバスで到着したそうだ。

24人の子供と女性2人の釈放は一時延期されたが、その後やはりハンユニスに到着したことが確認された。釈放された人のうち、97人はエジプトへ国外退去させられたという。

停戦第2段階への協議を開始

これで停戦協定の第1段階における、人質とパレスチナ人の交換は最後となり、3月1日には正式に第1段階が終了する。

停戦の第2段階へ進むかどうかは不透明だったが、イスラエルのネタニヤフ首相は27日、第2段階の協議を進めるため、交渉団をエジプトのカイロに派遣することを許可したという。

エジプト政府も27日の夜、イスラエルと「ハマス」の間で、ガザ地区での停戦の第2段階に関する交渉が、カイロで始まったと発表した。（了）

出典元：Aljazeera：LIVE: Israeli army acknowledges ‘complete failure’ over October 7 attacks(2/27)

出典元：Aljazeera：Updates: Israel begins releasing Palestinians, Hamas hands over four bodies(2/26)