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6年前閉鎖の動物園に取り残されたライオンとトラ、30頭が保護施設移送へ 200頭から62頭に減少

6年前閉鎖の動物園に取り残されたライオンとトラ、30頭が保護施設移送へ 200頭から62頭に減少
SNS_FOUR PAWS

アルゼンチン・ブエノスアイレス近郊のルハン動物園で、長年にわたり劣悪な環境で飼育され、動物園閉鎖後にも取り残されていたライオンとトラ、計30頭の保護施設への移送作業が始まった。主導する動物福祉団体「FOUR PAWS(フォー・ポーズ)」は、「世界最大級の大型ネコ科動物の救出作業」と位置づけている。

 

長年劣悪な環境で飼育

 

ライオンやトラと来園者が一緒に写真を撮ったり、触れたりできることで有名だったルハン動物園。動物福祉や安全性が問題視され、2020年に閉鎖となった当時には、約200頭の大型ネコ科動物が園内で飼育されていたという。

 

残された動物たちは、閉鎖されたルハン動物園でコンクリート製の狭い檻に長期間閉じ込められ、「かろうじて生存している」状態だったとされる。園の閉鎖後も処遇が定まらず、動物たちの健康状態や生活環境は深刻な問題として指摘され続けてきた。

 

動物福祉団体「フォー・ポーズ」は2023年から解決策を探り、2025年に施設を引き継いだのだが、その時点で飼育数は62頭まで減っていた。残った動物たちも、肥満や筋力低下、栄養不足が原因でほとんど歩けない個体もいたほか、歯や腎臓の病気、爪を除去されたことによる合併症、適切に治療されなかった古傷などを抱える個体もいる状態だ。

 

30頭が新天地へ

 

今回移送対象となる30頭のうち、9頭のトラと6頭のライオンは南アフリカにあるフォー・ポーズ運営の保護施設「ライオンズロック」へ向けて移送される。同施設は自然の地形を生かした60ヘクタール(上野動物園の4倍以上)の敷地に、80頭以上の大型ネコ科動物を受け入れている。

 

残る8頭のトラと7頭のライオンは、米コロラド州の「ワイルド・アニマル・サンクチュアリ」へ移送される予定だ。こちらも広大な保護区で、救出されたライオンやトラなどが自由に歩き回っている。

 

どちらも商業目的の展示を行わず、虐待や不適切な飼育環境から救出された動物の長期的な保護と、生活環境の改善を目的として運営されている施設だ。

 

残る20頭超の受け入れ先を調整中

 

30頭が新天地での生活を始めるが、それでも園内には20頭以上のライオンとトラが残されている状態だ。「フォー・ポーズ」は、これらの動物についても長期的な受け入れ先を探している段階であり、救出作業を今後も継続していくとのこと。(了)

 

出典元:AP通信:Lions and tigers begin a long-awaited rescue from a notorious Argentine zoo(8/15)

出典元:FOUR PAWS

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