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アフリカのナイジェリアで、燃料を積んだ輸送車がトラックと衝突し、大爆発を起こしたという。

当初は30人、その後18人の遺体を確認

その事故が起きたのは9月8日、場所はナイジェリア北東部・ナイジャ州の町、アガイエ地区とされている。

当時、道路を走っていた燃料輸送車がトラックと衝突。これにより燃料輸送車が大爆発を起こし、数多くの人々が亡くなったという。

ナイジャ州緊急事態管理庁のアブドゥラヒ・ババ・アラブ局長は当初、事故現場で30人の遺体が発見されたと発表。しかしその後、さらに18人の遺体が確認されたと報告した。

50頭の牛も生きたまま焼かれる

またこの時、輸送車は多くの牛も運んでおり、爆発により、少なくとも50頭の牛も生きたまま焼かれたという。

現在も事故現場では、捜索救助活動が行われているらしく、発見された遺体はその後、集団で埋葬されたそうだ。

ナイジャ州のモハメド・バゴ知事は、被害地域の住民に対し、冷静になるよう求め、道路利用者に対し「生命と財産を守るために常に警戒し、道路交通規制を順守するよう」求めた。

アフリカで最も人口の多い国であるナイジェリアでは、貨物を輸送するための効率的な鉄道システムが存在しない。

そのため主要道路では、トラックなどの交通死亡事故が頻繁に発生。2020年だけでもガソリンを積んだ輸送車の事故は1531件発生し、535人が死亡、1142人が負傷したという。（了）

出典元：The Guardian：At least 48 dead in Nigeria explosion after fuel tanker collides with truck(9/8)