イスラエル軍の攻撃によりガザ地区で143人が死亡、レバノンでは77人が死亡
イスラエル軍は10月29日も、ガザ地区へ激しい攻撃を加えており、数多くのパレスチナ人が殺された。
ガザ北部で数多くの犠牲者
イスラエル軍はガザ地区全域に対して、激しい攻撃を行い、29日だけで143人のパレスチナ人が殺害されたという。しかもそのうち、北部で死亡した人は132人に上るそうだ。
ガザ地区北部の町、ベイト・ラヒヤではイスラエル軍の空爆により、5階建てのマンションが破壊され、そこへ避難していた数多くの住民らが死亡した。
またイスラエル軍はガザ地区中部の町、Deir el-Balahにも空爆。多くのパレスチナ人が避難していたテントを攻撃し、少なくとも2人が死亡した。
ガザ地区南部のハンユニスもイスラエル軍により攻撃され、人道エリアが空爆を受け、数多くのパレスチナ人が殺害されたそうだ
さらにイスラエル軍の戦闘機は、ガザ地区南部のハンユニスにあるSheikh Nasser地区の住宅に対しても空爆を行い、女性や子供を含む、少なくとも3人の死亡が確認された。
イスラエル軍はこれらの攻撃について、テロリストの活動が人道エリアで確認されたため、精密攻撃を行ったと主張している。
Israel’s war on Gaza has killed tens of thousands and left entire communities in ruins. Amid the devastation, healthcare workers like Dr Ahmed Mokhallalati stayed as long as they could, risking everything to save lives.
Don’t miss the full interview here: https://t.co/AtBrVrF5ZH pic.twitter.com/ffZwd98HWw
— Talk to Al Jazeera (@TalktoAlJazeera) October 29, 2024
レバノンでも77人が死亡
イスラエル軍はレバノン南部へも空爆を続けており、10月29日には、Sidon市近郊の町、SarafandとHaret Saidaが攻撃され、女性と子供を多く含む15人が殺害された。
レバノンの保健省は、29日だけで、イスラエル軍の攻撃により、77人の市民が殺害されたと発表している。
Civil defence rescuers are searching for survivors at the site of an Israeli air strike on the village of Haret Saida, near Lebanon’s southern city of Sidon.
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— Al Jazeera English (@AJEnglish) October 29, 2024
国連のグテーレス事務総長は、イスラエルのネタニヤフ首相に書簡を送り、国内で国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の活動を禁止する法案を可決したことについて、抗議したという。
この法案の可決により、イスラエルが占領しているガザ地区やヨルダン川西岸地区、東エルサレムでも、UNRWAによる、パレスチナ人への医療や教育、人道支援などの活動が制限されることになる。(了)
出典元:Aljazeera:LIVE: Israeli strikes kill 143 across Gaza, more than 77 in Lebanon(10/30)