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イスラエル軍がガザ市にドローン攻撃、撤退境界線で2人を射殺

イスラエル軍がガザ市にドローン攻撃、撤退境界線で2人を射殺
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イスラエル軍は停戦中にもかかわらず、ガザ地区へ攻撃を繰り返し、パレスチナ人の犠牲者が出ている。

 

子供を含めた13人が負傷

 

イスラエル軍は11月17日、ガザ地区北部のガザ市にあるDaraj地区でドローン攻撃を行ったという。

 

イスラエル軍のドローンは、Daraj地区にある避難民用の学校を攻撃。これにより子供を含めた、少なくとも民間人13人が負傷したそうだ。

 

負傷者はその後、病院へ運ばれたが、そのうちの1人が重体だとされている。

 

さらにイスラエル軍は17日、ガザ地区で2人のパレスチナ人を殺害したと発表。彼らが撤退境界線の「イエローライン」を越え、イスラエル軍に「差し迫った脅威」を与えたと主張した。

 

ヨルダン川西岸地区でも家屋に放火

 

またヨルダン川西岸地区でも、イスラエル人の不法入植者たちによる暴力が続いており、17日にはベツレヘム市の南西に位置するAl-Jaba’村で、パレスチナ人の複数の家屋と車両が放火されたという。

 

不法入植者たちは、パレスチナ人の家3軒、小屋1軒、車両3台に放火し、甚大な被害をもたらしたそうだ。

 

村人たちはなんとか火を消し止め、負傷者は出なかったと言われている。

 

またヨルダン川西岸地区南部のヘブロンにある町、Sa’irでも17日、イスラエル人の不法入植者らが、パレスチナ人の1軒の家と、2台の車両に放火。

 

さらに入植者らは棍棒や鋭利な刃物でパレスチナ人を襲撃し、数名の女性が負傷したという。

 

過去2年間で94人が拘留施設で死亡

 

イスラエル人権医師会(PHRI)は11月17日、報告書を発表し、2023年10月以降、少なくとも94人のパレスチナ人の囚人が、イスラエルの拘留施設で死亡したと明らかにした。

 

報告書によれば、死者のほとんどはガザ地区の出身者で、26人はヨルダン川西岸地区の出身者か、もしくはイスラエル国籍の保有者だったという。

 

また94人の死亡者のうち、52人のパレスチナ人はイスラエル軍の刑務所で死亡し、残りの42人はイスラエル刑務所局が運営する施設で死亡したそうだ。

 

しかもイスラエル当局はパレスチナ人の囚人を組織的に虐待しており、特にガザ地区出身の被拘留者の実際の死亡者数は「大幅に多い可能性がある」という。

 

「ハマス」は外国軍の駐留を拒否

 

国連安全保障理事会は17日、トランプ大統領の停戦合意で示された国際安定化部隊(ISF)の詳細を規定したアメリカの決議案について、採決を行う予定となっている。

 

しかし「ハマス」の広報担当者は「アルジャジーラ」に対し、同組織がガザ地区における外国軍の駐留を拒否すると主張。イスラエルによる占領が、「外国による保護」に代わるだけだと述べたという。(了)

 

出典元:Aljazeera:LIVE: Hamas rejects ‘foreign guardianship’ of Gaza ahead of UNSC vote(11/17)

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