米下院、トランプ大統領の戦争継続を制限する決議案を可決

アメリカ議会の下院は6月3日、トランプ大統領の戦争権限を制限する決議案を可決させた。
共和党の4人が賛成票を投じる
この決議案は、イランとの戦争を巡り、トランプ大統領に議会の承認を得るか、あるいはアメリカ軍を撤退させるよう求める内容とされている。
下院議会では3日に、この決議案への投票が行われ、賛成215票、反対208票で「戦争権限」の決議案を可決した。
この投票では、共和党議員4名が民主党に同調。共和党のトーマス・マッシー議員、ブライアン・フィッツパトリック議員、ウォーレン・デビッドソン議員、トム・バレット議員らが賛成票を投じた。
この決議案は上院に送られ、今後、上院は戦争権限法に基づき速やかに審議しなければならない。
下院民主党トップの3議員は共同声明で、「下院民主党は本日、アメリカ国民のために立ち上がり、ドナルド・トランプ大統領に責任を負わせるための戦争権限決議案を可決することに成功した。今こそ上院共和党が正しい行動をとるべき時だ」
戦争が90日以上続けば議会の承認が必要
1973年の「戦争権限法」では、敵対行為が90日(60日+30日)以上続いた後、大統領が戦争を継続するには議会の承認を得なければならないと規定されている。
イランとの戦争は2月28日に始まり、すでに90日以上が経っているが、トランプ政権は4月8日にイランとの停戦が発効しているとして、議会の承認を必要としないと主張している。
ただ4月8日以降も、アメリカ軍やイラン軍は複数回攻撃の応酬を繰り広げており、イスラエル軍も、停戦の条件である「ヒズボラ」との戦闘停止を実行していない。
もっとも今回の投票は象徴的な意味合いが強く、大統領の拒否権を覆すのに必要な3分の2の賛成票には遠く及ばなかったという。
しかし今回の投票では、共和党の一部議員がトランプ大統領に反対する意思を強めていることが示された。
トランプ氏は、自らに反対する者に対して報復することを厭わない姿勢を示し、共和党の支配を強固に維持してきた。(了)
出典元:The Guardian:US House passes war powers resolution to curb Trump’s authority in Iran(6/3)


























