パキスタンで10年以上にわたり夫に監禁された、仏女性と子供を救出

パキスタン警察は6月24日、長い間夫に監禁されてきたフランス人女性と、子供を救出したと明らかにした。
日干しレンガ造りの家から救出
救出された女性とは、シルヴィ・ヤスミナさん(54)だ。彼女は先週初め、アフガニスタンとの国境に近い、北西部のKhyber Pakhtunkhwa州、Baraの町にある、日干しレンガ造りの家から救出されたという。
また彼女の5人の子供も救出され、警察署に移送されて、保護されたそうだ。
ヤスミナさんは、10年以上にわたり、パキスタン人の夫に監禁され、長年にわたり家庭内暴力を受けていたと言われている。
救出後、ヤスミナさんの夫は警察に逮捕され、現在も捜査が進められているという。
家庭内暴力が深刻な問題
パキスタンでは、家庭内暴力が依然として深刻な問題となっている。人権団体によると、毎年数百人の女性が夫やその他の家族から身体的・精神的虐待を受けていると訴えているが、実際には多くのケースが報告されていないという。
しかもパキスタンでは毎年、恋愛や結婚問題、公共の場での振る舞いに関して、保守的な規範に違反したとして、数十人の女性が殺害されているそうだ。
子供の1人が脱出、警察署へ駆け込む
警察によれば、ヤスミナさんの息子の1人が家から脱出し、地元の警察署にたどり着いたことで、皆が救出されたという。
ヤスミナさんと子供たちは、荒れ果てた部屋で発見され、彼女の顔には明らかな傷跡があったそうだ。
ヤスミナさんは警察に対し、2014年にパキスタンに移住して以来、まともに生活できておらず、彼女の子供たちは一度も学校に通ったことがないと語ったという。
また夫から身体的・精神的な虐待を受けており、夫は極めて暴力的な性格だったと供述しているそうだ。
彼女はフランスへの帰国を希望しており、現在パキスタン当局やフランス大使館と調整を進めている。(了)
出典元:The Guardian:Pakistan police rescue French woman and children allegedly held captive by husband for 12 years(6/24)


























