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ロシア国防省、セベロドネツクを陥落させたと発表

ロシア国防省、セベロドネツクを陥落させたと発表
Twitter/Serhiy Hayday

ロシア国防相は土曜日、ウクライナ東部の重要都市・セベロドネツクなどを陥落させたと発表した。

 

セベロドネツクと近郊の町を支配下に

 

ロシア国防相は6月25日、声明でセベロドネツクと近郊の町、ボリブスケを完全に制圧したと明らかにした。

 

ウクライナ軍も25日、ロシア正規軍と親ロシア派の自称ルハンスク人民共和国(LPR)の戦闘員との長期にわたる戦闘の末、自軍に撤退するよう命じたと発表している。

 

ロシア国防省のイーゴリ・コナシェンコフ報道官は、「攻撃作戦の成功の結果、ロシア軍の支援を受けたLPRの民兵部隊は、セベロドネツク市とボリブスケ市を完全に解放した」と述べたという。

 

またこの攻撃により、セベロドネツク市にあるアゾット化学工場を頑強な抵抗拠点にしようとするウクライナ軍の企てを阻止したとし、現在LPRの民兵部隊がこの化学工場を支配していると語った。工場には数百人の市民が避難していたと言われている。

 

「全ての都市を取り戻す」

 

ウクライナのゼレンスキー大統領も、25日の国民向けのビデオ演説において、セベロドネツクが、数週間に及ぶ残酷な戦闘の末、モスクワ軍の手に落ちたと認めた。

 

しかしゼレンスキー大統領は、セベロドネツクやドネツク、ルハンスクなど、ロシアに奪われた全ての都市を取り戻すと誓ったという

 

その一方で、大統領は人々が気持ちの面で、戦争に対処するのが難しくなっていることを認めている。

 

ゼレンスキー大統領は、ウクライナは過去24時間に45発のロシアのミサイルとロケット弾に攻撃されたとし、これは国民の精神を破壊するための皮肉な、破滅的な試みであると述べた。

 

ベラルーシに核搭載できるミサイルを送る

 

また核兵器に関して、気になる情報も出ている。ロシアのプーチン大統領は6月25日、ベラルーシのルカシェンコ大統領と会談し、今後数カ月の間に、核弾頭を搭載できるミサイルをベラルーシに送ると明らかにした。

 

これは弾道ミサイルや巡航ミサイルを使用できる戦術ミサイルシステム「Iskander-M」とみられ、「通常型と核型の両方をベラルーシに移転する」とプーチン大統領は述べたという。

 

また、ウクライナをめぐる欧米との緊張が高まる中、プーチン大統領はベラルーシの軍用機を核兵器搭載可能なものに改良することも提案した。

 

ルカシェンコ大統領は以前も、軍用機の改良を要請しており、また先月にはロシアから核搭載ミサイル「Iskander」と対空ミサイルシステム「S-400」を購入したと発表している。(了)

 

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Sievierodonetsk falls to Russia; we will take back all our cities, vows Zelenskiy – live(6/25)

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