トランプ氏、戦争終結に向けた協議を行ったと主張、イラン側は否定

アメリカのトランプ大統領は3月23日、戦争終結に向け、イラン側と協議を行ったと主張した。
「非常に良い話し合いをしている」
トランプ氏は23日、記者団に対し、過去24時間でアメリカとイラン間で協議が行われ、両国は「主要な点で合意」し、双方とも「合意」を望んでいると語った。
また彼は、アメリカとイランが戦争終結に向けた15項目の協議を行っており、その中にはイランが核兵器を放棄することも含まれると主張した。
その後、トランプ氏はテネシー州のメンフィスで演説し、そこでも次のように述べた。
「イランには、アメリカとその同盟国に対する脅威を終わらせる、『もう一度の機会』がある。我々は今、非常に良い話し合いをしている。昨晩、少し前、そしてその前の晩にも話し始めた。非常に良い話し合いだと思う。彼らは平和を望んでいる。核兵器を持たないことに同意した。しかし、どうなるかはこれからだ。我々はそれを成し遂げなければならない」
トランプ氏は、イラン政権内の「トップ」と協議したと主張しているが、新しい最高指導者のモジタバ・ハメネイ師とは協議していないと明らかにした。
またトランプ氏は22日、48時間以内にホルムズ海峡を開放しなければ、イランの発電施設を壊滅すると脅していたが、その攻撃を5日間延長するとも述べた。
その協議が誰と行われたのかは、明確にされていないが、エジプト外務省は、22日にアメリカの特使、スティーブ・ウィトコフ氏とイランのアッバス・アラグチ外相との非公式協議が行われたとSNSに投稿していた。
「金融と石油市場を操作するフェイクニュース」
一方、イラン側は協議が行われたことを否定。イラン議会のMohammad Bagher Ghalibaf議長は3月23日、次のように述べた。
「アメリカとの交渉は一切行われておらず、フェイクニュースは金融市場と石油市場を操作し、アメリカとイスラエルが陥っている泥沼から逃れるために利用されている」
イラン国営通信(IRNA)によると、イラン外務省の報道官は「友好国数カ国から、アメリカが戦争終結に向けた交渉を求めていることを示す、メッセージを受け取った」と述べたという。ただしアメリカとの間で、協議が行われたことは否定した。
一方、イスラエルのネタニヤフ首相は23日、トランプ氏がイランとの合意の可能性を見出したと述べたが、テレビ演説では「いかなる状況下でも、我々は死活的利益を守る。同時に、イランとレバノンへの攻撃を継続する」と述べた。
イスラエル軍がイランやレバノンを空爆
イスラエル軍は23日も、イランの首都・テヘラン中心部に空爆を行い、イラン革命防衛隊(IRGC)の主要治安本部を攻撃したと発表した。
またイスラエル軍は23日、レバノンの首都・ベイルート南部の郊外を空爆。シーア派武装組織「ヒズボラ」の拠点を攻撃したと明らかにした。
レバノン保健省によれば、イスラエル軍によるベイルートおよびレバノン南部各地への攻撃により、少なくとも1039人が死亡したという。(了)
出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Trump says Iran and US ‘want to make a deal’ but Tehran says claims of talks are ‘fake news’(3/23)


























