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米軍のイランへの攻撃にも関わらず、トランプ氏「停戦は維持されている」

米軍のイランへの攻撃にも関わらず、トランプ氏「停戦は維持されている」
X_U.S. Central Command

アメリカ軍は5月7日の夜から8日の未明にかけて、イランの複数の地点を攻撃したが、トランプ大統領は「停戦が維持されている」との見方を示した。

 

米軍がイランのタンカーを攻撃

 

アメリカ軍は5月8日、ホルムズ海峡でアメリカの駆逐艦3隻が攻撃されたことを受け、報復としてイランの軍事目標を攻撃したと発表した。

 

一方、イラン側は、アメリカ軍が8日にイランの石油タンカーと別の船舶を攻撃し、停戦協定に違反したと非難。「イラン軍は直ちに報復として、アメリカ軍艦艇を攻撃した」と述べた。

 

アメリカ中央軍も、イラン船籍のタンカーを攻撃したことを認めており、「アメリカ軍は5月8日、タンカー『M/T Sea Star III』と『M/T Sevda』を、進行中のアメリカ軍の封鎖措置に違反して、オマーン湾のイラン港に入港する前に無力化した」と述べた。

 

 

またアメリカ中央軍は、6日にも1隻のイランのタンカーを無力化したと発表し、「3隻ともイランへの航行は停止している」と明らかにした。

 

このような交戦は、4月8日から続いている停戦を崩壊させる恐れがあるが、アメリカのトランプ大統領は、ABCニュースに対して、「停戦は続いている。有効だ」と述べ、今回のイランへの攻撃を「ちょっとした愛のタッチだ」と表現したという。

 

またトランプ氏は記者団に対し、「彼ら(イラン)は今日、我々をからかった。我々は彼らを打ち負かした。彼らはからかった。私はそれを些細なことだと呼ぶ」と語った。

 

アラブ首長国連邦が攻撃に関与か?

 

アメリカ軍の攻撃は、イランの首都テヘランと南部の沿岸都市、バンダルアッバス、そしてホルムズ海峡にあるケシュム島で行われた。

 

イランの準国営通信社「タスニム通信」は、このアメリカ軍の攻撃に関し、アラブ首長国連邦(UAE)の関与を示唆。ホルムズ海峡にあるケシュム島への攻撃に、アラブ首長国連邦(UAE)が関与していた兆候があると報じた。

 

アラブ首長国連邦(UAE)は5月8日、イランからミサイル攻撃があったとし、弾道ミサイル2発とドローン3機を撃墜したと明らかにした。

 

イラン側が米の提案を検討中

 

イランのアッバス・アラグチ外相は攻撃の応酬後、初めて発言し、アメリカが戦争終結に向けた外交努力を阻害し、「無謀な軍事的冒険」に走っていると非難。「イラン人は決して圧力に屈しない。外交が常に犠牲になっている」と批判した。

 

一方、ニューヨーク・タイムズ紙は情報筋の話として、アメリカ政府とイランが、ホルムズ海峡の再開と、30日間の停戦合意に向けたアメリカ側の提案について交渉中であると報じている。

 

アメリカのルビオ国務長官も8日、イランに対して、戦争終結に向けた提案への回答を本日中に期待しているとし、「真剣な交渉プロセスを開始できるような内容であることを、期待している」と述べた。

 

一方、レバノン南部では、イスラエル軍が各地で攻撃を続けており、レバノン保健省と国営通信社によれば、一連の攻撃で8日には少なくとも5人が死亡し、犠牲者の中には、民間防衛隊の救助隊員も含まれていたという。

 

そのイスラエルとレバノンは、5月14日と15日に、ワシントンD.C.で直接協議を行う予定だと報じられている。(了)

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: US fires on two Iranian-flagged oil tankers it claims were trying to violate blockade(5/8)

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