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インカ帝国時代の貯蔵庫で、500年前のフリーズドライにされたジャガイモを発見

インカ帝国時代の貯蔵庫で、500年前のフリーズドライにされたジャガイモを発見
Facebook_Fox News Lifestyle_Lidio M. Valdez

ペルーにあるインカ帝国の遺跡で、非常に珍しい食べ物が発見され、その研究結果が発表された。

 

2つの乾燥したジャガイモ

 

研究者たちは2024年、ペルー南西部カラベリ県の町、Acaríの南にある遺跡「Tambo Viejo」で、発掘調査をしていたという。

 

この場所は、インカ帝国の地方都市の中心地だったとされ、研究者たちは約500年前の貯蔵施設を調べていたそうだ。

 

やがて研究チームは小さな貯蔵室の中で、土に埋もれた土器を発見。その土器の底には、土と共に2つの乾燥したジャガイモが残っていたという。

 

霜と太陽にさらして乾燥

 

実はこのジャガイモは「チューニョ(chuño)」と呼ばれる食べ物で、インカ時代の人々が作っていたと考えられている。

 

そもそもジャガイモは約80%が水分で、標高が低く温暖な地域では、通常1週間以内に腐ってしまうため、長期保存には適さない。

 

しかし「チューニョ」は、ジャガイモを夜間の霜と日中の太陽光に繰り返しさらすことで、水分がほぼ完全に蒸発し、軽量で長期保存も可能になるという。

 

ただこの技術は、霜が定期的に降りる高地でしか機能しないため、「チューニョ」は山岳地帯で生産され、その後、数百kmもの距離を運ばれ、インカ帝国各地の人々に食料として届けられていたそうだ。

 

遺跡から発掘されることはほぼない

 

「チューニョ」はインカ帝国における食料の要だったが、非常に壊れやすいため、遺跡から発見されることはほとんどない。

 

実際に、インカ帝国の遺跡から「チューニョ」が発見されたのは、今回で2例目になるという。

 

研究者たちは論文の中で、「これは、インカ帝国が最も重要な食料源の1つを、アンデス山脈から太平洋まで数百kmにわたって輸送していたことを示す、具体的な証拠となる」と述べている。

 

ちなみにインカ帝国では、肉の保存にも同じ乾燥方法を用い、「チャルキ(charki)」と呼ばれる製品を作っており、これが英語の「ジャーキー」の語源になるという。(了)

 

出典元:Livescience:500-year-old freeze-dried potato snacks discovered in Inca storage room in Peru(7/1)

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